はじめに
こんにちは、ハルカタンと申します。
この記事では、TOEIC600点前後だった私が1か月後には800点を超え、その後も常に800点以上を維持できるようになった方法・参考書について紹介します。
この記事は下記の方におすすめです。
◎TOEICで約500点~700点前後
◎基礎的な文法・単語の知識はあるけど、700~800点以上がなかなか取れなくて伸び悩んでいる
◎TOEICの良い参考書を知りたい
◎実際に使っている人の声を聞きたい
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まずは自分の弱点見つける
参考書を紹介する前に、今のあなた自身のTOEICの点数や試験の手ごたえを元に、自分に一番足りていない能力や苦手なパートを確認してみましょう。
むやみやたらに参考書をやっていてもあまり意味がありません。
自身が苦手とすること「速読力」「単語力」「文法力」「リスニング力」「読解力」などを明確にして、何を勉強すべきかやどのくらい勉強すべきかを決めていきましょう。
本記事では「速読力」「単語力」「文法力」「リスニング力」「読解力」に対して、それを改善できるような参考書を対応させて紹介していきます。
他の教科でも良く言われますが、得意を伸ばすよりもまず先に苦手を潰すところから始めると良いです。苦手なことに直面して取り組むのは苦しいとは思いますが、必ず努力すれば苦手は解消できます。
例えば、私の場合はパート7を解くうえで必要な速読力が無く、即座に理解しながら読むのが苦手だなという風に自己分析しました。
なのでパート7の対策本を時間制限を設けて解くなど、自分に負荷をかけて取り組んでみました。
もちろん最初は時間内に解き終わりませんが、解いた後に何回も音読し瞬時に訳出来るまで取り組むことで少しずつ文章を理解しながら解くことができるようになりました。
参考書を絞ろう
TOEICの勉強をされている人の中にはたくさんの参考書に手を出してしまい、自分の足りていないところに向き合わず、優先順位がゴチャゴチャになっている人を良く見ます。
そんな人はまず、必要な最低限の演習形式の参考書で勉強をすることをおすすめします。
特に社会人の方はなかなか英語学習に時間を多く割けないと思うので、きちんと勉強の方向性を定めて、勉強に取り組んでみてください。
基本的には単語帳1冊、リスニング対策1冊、リーディング対策1冊をバランスよく、毎日ローテーションして進めると良いです。総合対策本は演習量が少ないのでおすすめしません。
TOEIC対策本は今や数多く出版されており、有象無象の中から流すのは正直手間だと思います。
ぜひこれから紹介する対策本に取り組んでみてください。
金フレ不要説の真意
ここでタイトルにも書いた以下の「金フレは不要?」という自説についてです。
TOEICに良く出てくる単語やフレーズをあまり知らない方や、600点前後の方にはぜひ一度は手に取って取り組んでみてほしい参考書です。内容自体は素晴らしいものだと私自身思っていますし、やって損はないと思っています。
ただし、金フレだけメインでたくさんやったところでリスニング能力やリーディング能力が直接的に鍛えられるわけではありません。あくまで単語単位でしか主に伸ばすことはできていないのです。
これに時間を割きすぎるのはもったいないです。時間は有限ですし、みなさんは限られた時間の中で英語学習をされている方がほとんどだと思います。効率を求めないと良い結果はどんどん先延ばしになってしまうでしょう。
私の友人には金フレを何周もして、満足してしまっている人がいます。
これはもう本末転倒で、筆者や他者の解き方などの意見をもとにちゃんと各パートの対策を自分なりに練って、本番に臨まないと受験料と時間を無駄にしてしまうことになります。
みなさんはこうならないように効率よく演習形式の参考書を用いて学習していくことをおすすめします。
金フレはある程度おぼえてきたら、使用を止めて、各パートの対策問題をひたすら解いて実践する時間に当てましょう。完璧に覚えきれるまでやる必要性はあまりないです。
単語やフレーズは金フレだけでなく、本番形式の問題をやることでも身につけることができます。
むしろ文章中にあることで、より覚えやすいと思います。
各パート対策でおすすめ参考書
先ほど、自身の足りていないところや能力について明確にしてもらったので、それを元に改善できるような演習形式の参考書について紹介していきます。
単語(単語力&読解力)
先ほど行ってもらった自己分析で、「単語力」「読解力」が足りていない・苦手だなと思ったら、『TOEIC L&Rテスト 文で覚える単熟語 SCORE800』に取り組むことをおすすめします。
本書の特徴として、長文を読みながら単語を覚えられるという一石二鳥なところが挙げられます。
TOEICに頻出なジャンルの長文を読むことで「読解力」もつけることができますし、各文に含まれている単語を文意とセットにしておぼえることができるので「単語力」の向上も期待できるでしょう。
TOEIC頻出の以下のジャンル
・企業、オフィス
・商品、サービス
・不動産、工事
・イベント、コミュニティー
・求人、勤務
・メディア、宣伝、アナウンス
についてそれぞれ長文があり、その中に覚えるべき20単語が組み込まれています。
長文を読解しつつ、単語も覚えられるようになっています。
ページ構成的には長文が1ページ分あり、その隣のページには日本語訳が掲載されています。
その次のページに長文中で使用されていた単語がリスト化されてまとめられています。
音声はダウンロード・アプリ対応なのでスマホで聞けます。
(アプリは『英語の友』を使ってください。)
パート1~4(リスニング力)
先ほど行ってもらった自己分析で、「リスニング力」が足りていない・苦手だなとと思ったら、『極めろ! リスニング解答力 TOEIC® L&R TEST』に取り組んでみることを強くお勧めします。
正直これ一冊完璧にするだけでリスニングパートである、パート1~4の対策を完璧に対策することができます。
問題を作っているのはイ・イクフン語学院というTOEIC対策が盛んな韓国の機関であり、『極めろ!』『解きまくれ!』シリーズは韓国で累計170万部を突破している有名な参考書として人気です。
もちろん原著は韓国語なので本著は日本語訳にしてあるのですが、日本語訳を担当しているのはカリスマ講師でおなじみ関正生さんです。大学受験や社会人向けの英語の参考をを何冊も出版し、どれも人気を博している元人気予備校講師です。
この参考書の良いところは何といっても演習問題の多さと、関正生さんの解説のわかりやすさにあります。また、ディクテーションをする問題があり、自分が一語一語丁寧に聞き取れているかをチェックすることができます。
本書の構成はそれぞれのパートで
①チャレンジ問題→②練習問題→まとめ問題というながれで、さまざまなシチュエーションやパターンのリスニング問題に取り組むことができます。
私自身は各問題について
①まず解いてみる
②解答確認
③もう一回音声を聞いて、細部まで聞き取れているかを確認
➃聞き取れてない箇所のスクリプトを見ながら聞いてみる
⑤シャドーイング
という流れで取り組みました。設問には正答していても必ずこの作業をして、聞き取れなかった場所を聞き取れるようにするかつ、自分でも発音できるようにするようにしていくと格段に学習効果は上がります。
本著はCDが付属しておらず、音声は『abceed』というアプリで無料で聞く形式です。
ダウンロードもできるため、オフライン環境でもリスニング演習ができます。
おすすめは音声を1.2倍速で再生して解くと良いです。
そのままだと本番に比べ少しゆっくりめに読まれるので、1.2倍くらいが本番くらいの速さになります。
パート5&6(文法力)
先ほど行ってもらった自己分析で、「文法力」が足りていない・苦手だなとと思ったら、『極めろ! リーディング解答力 TOEIC® L & R TEST PART 5 & 6』に取り組んでみることを強くお勧めします。
この参考書も先ほどと同じ、イ・イクフン語学院と関正生さんのタッグによる参考書です。
ページ構成の特徴として問題が左ページ、解答が右ページにあり、スムーズに確認出来て学習しやすいです。
各セクションは
①チャレンジ問題(ユニットごと)
②出題ポイント(ユニットごと)
③練習問題(ユニットごと)
Chapterの最後に文法総まとめ問題
という流れで構成されており、①チャレンジ問題で一旦自分の実力を確かめてから、②の出題ポイントで文法の詳しい説明を読み、最後③練習問題で身につけた文法への理解度を改めてテストできるようになっています。
個人的には文法解説がとても分かりやすく、ピンポイントで良く出題される問題の特徴を押さえてくれていると思います。本書を2周すれば、もうパート5や6の対策をしなくて良いほどに「文法力」がつくことを期待できます。
ライバル的な参考書として以下の『TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問』が挙げられますが、こちらの参考書は問題数こそ少ないものの、文法解説が豊富で「なんでその解答になるの?」という疑問を解消してくれます。
文法事項がもう十分頭に入っていて演習たくさんしたいという方は、でる1000問の方をやることをおすすめします。
パート7(速読力・読解力)
先ほど行ってもらった自己分析で、「速読力」「読解力」が足りていない・苦手だなとと思ったら、『極めろ!リーディング解答力 TOEIC® L & R TEST PART 7』に取り組んでみることを強くお勧めします。
この参考書も先ほどと同じ、イ・イクフン語学院と関正生さんのタッグによる参考書です。
この参考書の良いところは、本番さながらの問題が多く、さまざまなシチュエーションの文章を読むことができます。問題数が多く、これ一冊を周回するだけで「速読力」は必ず付きます。
解説もわかりやすく、日本語訳を見ながら英文を確認すれば、「読解力」も付きます。
また、この参考書でしか無い特徴が、1題ごとそれぞれに目標時間が設定されているところです。これがあることで、自分の読解スピードが速いのか遅いのかを確認できます。
ページ構成としては、公式問題集のような1セット問題があってから解答があるタイプではなく、見開きい1ページに1題問題があって、そのすぐ次のページに解答・解説があるような形式です。
私自身は各問題について
①書かれている時間制限通りにタイマーをセットして解く
②解答確認
③解答ページ下欄にある、単語リストを見て正しい意味で読めたかチェック
➃一文ごとに音読する。その時文意がわからなければ、日本語訳チェック
という流れで取り組んでました。間違えた問題は解説文をよく読んでみて、本文と照らし合わせながら取り組むと良いです。
試験直前には
さあいざ試験直前!となったときには、必ず1回以上は公式問題集を用いて演習を行いましょう。
あくまで今まで紹介したものはTOEICの問題を真似て作ったものであり、リスニング音声も本家の方が担当されているわけではありません。
公式問題集は本番通りの人がリスニング問題を読み上げているので、本番さながらの良い練習になります。
TOEICの過去問は正式に販売されていないため、公式問題集は本番のTOEICのリスニングの人の声や、文字のフォント、紙の大きさで演習できる唯一の本となっています。対策本で満足せずに、必ず本番前にはやってみましょう。
せっかくやるなら最新の傾向が反映された以下の11巻に取り組んでみることを強くお勧めします。
まとめ
本記事はいかがだったでしょうか。
おすすめ参考書が『極めろ!』シリーズだらけになってしまいましたが、本当にこのシリーズのどの本も各パートの要点や解法を丁寧に説明していて、問題数も多く、効率よく時間を使って点数を上げたい方にはぴったりの参考書となっています。
本記事を参考にしてみなさまのTOEICの点数が飛躍的に伸び、参考にしてよかったと思っていただけたら幸いです。